クラシックの登竜門である共同通信杯
今後行われる牡馬クラシックへのステップレースとして重要な位置づけにある共同通信杯。近年は、トライアルを使わない馬が増えており、このレースで賞金を稼げた場合、直接皐月賞に向かう馬が多い。
2021年にはエフフォーリアが勝ち、シャフリヤールが3着、去年はダノンベルーガが勝ち、ジオグリフが2着に入るなど、その後のクラシックを占う一戦ともいえる。
今年のメンバーを見ると重賞勝ち馬は0。東京スポーツ杯2歳S2着のダノンザタイガー、ホープフルS4着のファントムシーフ、朝日杯FS3着のレイベリングなどが人気の中心になるだろうが、混戦必至だろう。
距離延長組よりも距離短縮組が好成績を残している
1800mという非根幹距離で行われる共同通信杯。過去10年のデータを見ると、その馬が走った前走の距離で明暗が分かれている。
前走2000mを走ってこのレースを迎える距離短縮組は、ここ10年で6勝。前走1600mを走ってこのレースを迎える距離延長組は、わずか1勝しか挙げられていない。
人気どころだと、ファントムシーフは好データが残っている距離短縮組。逆に、レイベリングは距離延長組になる。このデータを見ると、2頭の中ではファントムシーフに軍配が上がる。
生産牧場に注目
この時期に行われる3歳重賞は、総じてノーザンファーム生産馬が強い傾向にある。先週行われたきさらぎ賞では、3頭出走していたノーザンファーム生産馬で1~3着を独占するなど、この時期の3歳重賞では、ノーザンファーム生産馬は避けて通れない。
過去10年の共同通信杯でも【5・8・6・21】と、出走馬の半数近くが馬券に絡んでいるのだ。今年の共同通信杯に登録しているノーザンファーム生産馬は以下の通り。
・シーズンリッチ
・タスティエーラ
・ダノンザタイガー
人気の中心になるであろうダノンザタイガーは、このデータを見る限り軸に据える相手としてはピッタリであると考えられる。
また、今年に入ってから3歳限定重賞で好成績を残しているのが社台ファームだ。一時は活躍馬をあまり輩出できずにいたが、ここ数年で存在感を再び示し始めている。
シンザン記念をライトクオンタムが、京成杯をソールオリエンスが勝利するなど、ノリにノッているといえる。
・コレペティトール
・シュタールヴィント
今年の共同通信杯に登録している社台ファーム生産馬はこの2頭。どちらも人気はしなさそうだからこそ、面白い相手だと考えられる。
共同通信杯は堀厩舎が強い
2015年にデュラメンテで2着、去年はダノンベルーガでこのレースを制するなど、堀厩舎はこのレースを得意としている。ここ10年で【1・3・1・1】と、6頭出走させて馬券圏外は1頭のみ。
今年は1戦1勝馬タスティエーラを送り込む。この馬もノーザンファーム生産馬ということで、是非狙いたい1頭だ。
G3 共同通信杯の勝負買い目はこれだ
【買い目】
三連単ボックス
①ダノンザタイガー
②コレペティトール
⑥タスティエーラ
⑧ファントムシーフ
⑩シュタールヴィント
各100円 合計6,000円
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