今年の有馬記念はクリスマス決戦
年末の風物詩である有馬記念。今年は12月25日、クリスマス決戦になる。
今年の人気の中心は春の天皇賞と宝塚記念を制したタイトルホルダーと、秋の天皇賞を制した3歳馬イクイノックス。この2頭に、ジャパンC馬ヴェラアズール、母子で有馬記念制覇を狙うジェラルディーナ、去年の勝ち馬と2着馬であるエフフォーリア、ディープボンドなどが挑む形になる。
好成績を残しているのは菊花賞組
有馬記念の過去10年の前走別成績を見てみると、最も成績がいいのが菊花賞組。【3・1・2・7】と出走数は多くはないが、13頭中6頭が馬券に絡んでいるのだ。
また、菊花賞組は、菊花賞馬でなくても好成績を残している。
・2014年トゥザワールド(菊花賞14着、有馬記念2着)
・2018年ブラストワンピース(菊花賞4着、有馬記念1着)
というように、菊花賞で馬券にならなかった馬でも有馬記念での好走パターンもある。
今年は、ボルドグフーシュとジャスティンパレスの菊花賞2,3着馬が参戦。特に、ボルドグフーシュは来年2月にジョッキーをする福永祐一が乗る。ボルドグフーシュは鞍上が強化される度に好走を続けている馬なので、今年の有馬記念では面白い存在になるかもしれない。
ジャパンC組は凡走が目立つ
前走別成績で、逆にイマイチな成績なのがジャパンC組だ。ジャパンC組は、過去10年【2・2・5・47】と56頭が出走して47頭が馬券に沈んでいる。勝ち馬こそ出せてはいるが、あまりにも凡走が多い。
これはジャパンCから有馬記念までの間隔がやや足りないからこその結果だといえるだろう。ジャパンCでの疲労が回復できない状態で有馬記念に出て、結果を出せない馬が多いと推測できる。
今年ジャパンCから参戦するのがボッケリーニとヴェラアズール。新星であるヴェラアズールには少し厳しいデータとなっている。
フランス帰りの2頭とエフフォーリアの復活は?
気になるのが海外帰りのタイトルホルダーとディープボンドの2頭。どちらも、凱旋門賞では馬場に泣かされ思うような結果を残せなかった。
ディープボンドに関しては、去年も同じような流れで有馬記念に参戦し、2着に入っている実績がある。この馬に関しては心配をする必要はないだろう。
ただ、タイトルホルダーに関しては、あのタフなレースを先行し、他の馬よりも消耗が激しそうに見える。去年の有馬記念は5着と結果を出せていないことを考えても、人気の割りに危ない要素が多い馬だといえるだろう。
最後に気になるのが去年の勝ち馬エフフォーリア。今年は大阪杯9着、宝塚記念6着と、去年の強かった姿は影を潜めている。また、ここまでの臨戦過程もよろしくない。本来は秋の天皇賞を目標に調整を行ってきたが、夏の段階で回避を発表し、有馬記念直行になった経緯がある。
ただし、去年のパフォーマンスを出せれば今回のメンバーでも太刀打ちできる相手はいないだろう。終わった馬だと決めつけるのではなく、馬体重や当日の状態で判断したい。この馬は良かったときは510キロ台で走っていたが、過去2レースを520キロ台で凡走。もともと完成度が高かった馬なので、成長分で馬体重増加ではなく良かったときと同じくらい絞れていれば期待をしてもいいだろう。
有馬記念といえば世相馬券
有馬記念といえば、その年の世相を表すレースだといわれている。今年はなんといってもワールドカップだろう。日本が下馬評を覆してドイツとスペインを倒したような奇跡が、有馬記念でも見られるかもしれない。
ちなみに過去20年のワールドカップイヤーの有馬記念の勝ち馬は以下の通りになっている。
・2002年 シンボリクリスエス
・2006年 ディープインパクト
・2010年 ヴィクトワールピサ
・2014年 ジェンティルドンナ
・2018年 ブラストワンピース
なんと、5頭全てが9文字の馬名になっているのだ。今年出走する中で9文字の馬名の馬は、ジャスティンパレスとイズジョーノキセキの2頭。偶然にも奇跡という単語が入っている馬がいるではないか。
ドイツとスペインを破った日本代表のように、イズジョーノキセキが聖なる日に奇跡を起こす可能性も考えておかなければならない。
G1 有馬記念の勝負買い目はこれだ
買い目予想(三連単5頭ボックス)
②イズジョーノキセキ
③ボルドグフーシュ
⑨イクイノックス
⑩ジャスティンパレス
⑬タイトルホルダー
各100円 合計6,000円
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