競馬用語辞典(さ行)

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競馬に関する専門用語のご紹介です。

50音順一覧

あ行 / か行 / さ行 / た行 / な行 / は行 / ま行 / や行 / ら行 / わ行

再騎乗(さいきじょう)

“落馬再騎乗”とも言い、レース中に落馬して競走を中断した騎手が、再度馬に乗って競走を続行すること。この場合騎手は馬とともに落馬した地点に戻ってレースに参加しなければならない。

再審査(さいしんさ)

裁決委員によって課せられる馬に対する制裁で、レース中に斜行したり逸走した馬には走路調教再審査、ゲート入りの悪い馬、ゲート内での駐立不良、発馬の特に悪い馬に対しては発走調教再審査が課される。この再審査にパスしないと次のレースに出走できない。

下がり馬(さがりうま)

昇り(あがり)馬に対して逆の意味に使われる言葉で、成績が徐々に落ちてきている馬、また、ピークが過ぎて、はっきり下降線を辿っていると思われる馬のこと。過去の実績にとらわれて、下がり馬を追いかけぬようにしたいものだ。

差し脚(さしあし)

馬の脚質のひとつで、先行馬群を射程圏に入れて進み、直線の勝負で速い脚を使い前にいる馬を交わす。目標にした馬をキッチリ捉えたとき差し切ると言い、及ばなかったとき差し届かなかったという。また、一旦先頭に立った馬が後方からきた馬に並ばれ、あるいは交わされてから巻き返して先着したとき差し返すという。この差し脚を武器に戦うタイプの馬を“差し馬”といっている。

殺処分(さつしょぶん)

安楽死と言われているもので、競走馬が病気で倒れたり、脚を折って再起不能と診断されたときに殺処分することがある。競馬場でレース中に倒れた馬が出た場合、幕を張ってスタンドから見えないようにしているが、筋肉弛緩剤を注射して馬運車に収容するためであって、その場で殺処分することはほとんどない。

サラブレッド

馬の品種のひとつで、単に「サラ」と言うことも多い。現在JRAではこのサラブレッドだけで競馬が行われている。イギリスで長い年月をかけて競走馬として作られてきたもので、サラブレッドには「純血」という意味がある。一般用語としても家柄がいいとか育ちがいいという意味合いで“サラブレッド”という言葉は使われている。

三冠馬(さんかんば)

3歳五大クラシックのうち皐月賞、ダービー(東京優駿)、菊花賞を制覇した馬を三冠馬という。これはイギリスの競馬にならったもので、英国では2000ギニー、ダービー、セントレジャーの優勝馬を三冠馬と言っている。またアメリカではケンタッキーダービー、プリークネスS、ベルモントSの優勝馬を三冠馬という。日本の場合は菊花賞が秋に行われるため、異なった距離の三つのレースを勝つことは大変難しく、41年セントライト、64年シンザン、83年ミスターシービー、84年シンボリルドルフ、94年ナリタブライアン、05年ディープインパクトの6頭がその栄誉に輝いている。シンザンが古馬の大レース天皇賞、有馬記念にも優勝し五冠馬と言われたが、シンボリルドルフ、ディープインパクトも五冠馬になっている。これに模して牝馬の三冠というのもあるが、桜花賞、オークス、秋華賞(95年以前はエリザベス女王杯)を制覇した馬で、昭和86年のメジロラモーヌ、03年のスティルインラブの2頭だけである。

産駒(さんく)

「〇〇の産駒」という使い方をされ、〇〇は一般的には父馬である種牡馬の馬名、たとえば“サンデーサイレンス産駒”という言い方をする。母馬がクラシック馬であったり有名な馬の場合は母馬の名を前につけて言うこともある。

三大始祖(さんだいしそ)

現在世界中のサラブレッドについて、その牡系子孫が残っているのはダーレー・アラビアン、ゴドルフィン・アラビアン、バイアリー・タークを祖とする三つの牡系統である。このことを「三大始祖」または「三大根幹種牡馬」と言っている。この3頭のうち現在サラブレッドの90%以上がダーレー・アラビアン系で、圧倒的優位を保っている。

仕上がり(しあがり)

競走馬としての馬体のでき具合を表す言葉。無駄肉がなく、競馬に行って能力を出せる馬体になったとき「仕上がった」という。「仕上がりひと息」と言えば完調一歩手前ということだし、「仕上がり途上」と言えばまだ仕上がっていないという意味となる。

JRA育成馬

日本中央競馬会が各生産地で開催される軽種馬の市場(せり市)で購入し、育成場で一定期間に育成、訓練された馬を、希望する登録馬主にトレーニングセール形式、またはセリ方式で売却、配布する馬のこと。04年までは抽せんのうえ、一定の価格で売却、配布されていた。はじめは競走馬資源の確保が目的だったが、現在ではせり市場の振興のために行われているようだ。安い馬の代名詞のように軽く扱う人もいるが、朝日杯フューテュリティS勝ちのセイウンワンダーや阪神ジュベナイルフィリーズ勝ちのタムロチェリー、ステイヤーズSを2度制したホットシークレットなど優秀な馬も数多く輩出している。

軸馬(じくうま)

連勝式(連勝複式)で中心(軸)になる馬のこと。同じ本命馬でも勝てなくても2着は外さないタイプ、取りこぼしはあっても堅実なので大きく崩れることはなく連勝には絡んできそうな馬のこと。成績は安定しているが決め手不足という馬が“軸馬”といわれるレースもしばしば見かける。

下見所(したみしょ)

パドック、または曳き馬場といわれるところで、発走の約30分前に装鞍所から入場、人に曳かれて場内をぐるぐる回る。掲示板には出走馬名、騎手、斤量、馬体重などが発表され、同時に各種勝ち馬投票券のオッズが表示されている。ファンはここで各馬の状態を観察、馬の仕上がり具合や気合の乗り方など確かめる。発走の15分前くらいになると騎手が騎乗し、ここから馬場に出ていく。

失格(しっかく)

着順を取り消されること。
その理由としては
(1)競走能力に及ぼす薬品、薬剤の使用
(2)正当な理由なく馬の全能力を発揮させない時
(3)不正の目的をもって前検量で計量した負担重量を負担せず騎乗した時
(4)他馬の進路を妨害して落馬中止させた時
(5)他馬の競走を妨害した時
(6)落馬、逸走した時その地点に戻らず競走した時
(7)3000メートル以下で5分、3000メートルを超える競走で7分以上かかった時
(8)後検量を受けなかった時
(9)馬が不正な協定の実行に供せられた時
(10)後検量で前検量との差が1キロを超えた時
などである。
確定後でも禁止薬物の使用などで失格となった場合賞金などは没収される。

斜行(しゃこう)

競走中に馬が斜めに走ること。他馬の進路を妨害したり、事故の原因となることも多く、騎手がレース中に注意義務を怠ったものとされ、軽度の場合は戒告、非常に重大なものは騎乗停止まで、その度合によってではあるが、何らかの制裁の対象になることが多い。また、障害競走において飛越の際に斜めに飛ぶことを斜飛(しゃひ)という。

重賞(じゅうしょう)競走

特別競走の中でも特に賞金が高く、重要な意義をもって設けられた競走で、五大クラシックレース、天皇賞、有馬記念をはじめグレード競走と言われるレースはすべて重賞競走である。特別競走の中で第〇回と付されているのが重賞競走で、オープン馬で争われる。

18.75

一般に“奇跡の血量”といわれるもので、父母を一代目とした場合、三代目と四代目に同じ祖先(種牡馬)があると、その血量を18.75%もつ馬ができる。生産理論のひとつで“フィッツラックの18.75%理論”といわれるもの。きわめて単純な交配方法で、現在では理論としては問題にされていないが、近親交配の一例で走る馬も数多く出ている。日本ではコダマ(昭和35年ダービー馬)がブランドフォードの18.75%ということで騒がれはじめ、意識的に交配する生産者が増えた時期もあった。

出走停止(しゅっそうていし)

競走の公正を保つため
(1)競走において他馬に危害を及ぼすおそれのあるとき。
(2)調教が十分でないとき。(発馬なども含む)
(3)健康に支障のあるとき。
(4)一時的に能力を高めまたは減少したと思われる薬品、薬剤を使用したとき。
(5)競走に関して不正な協定の実行、不正な目的に供せられるおそれのあるとき。
などは、期間を定めてその馬の出走を停止する。

出走取消(しゅっそうとりけし)

出馬投票後、出走予定馬が急な疾病、事故などの理由により、裁決委員の許可を受けて出走を取りやめること。競馬場、ウインズなど勝ち馬投票券売場には必ず発表されているので、取り消し馬のあるなしは確認しておきたいものだ。

種牡馬(しゅぼば)

“種馬(たねうま)”ともいわれるが、父馬のこと。より速く、より強い馬を作り出すためにサラブレッドの生産において種牡馬の選定はとくに大切であり、競走成績の優れた馬、血統の良い馬のみが選ばれて種牡馬となっている。

騎手がレースに騎乗するときに着ている服。中央競馬の場合は馬主がそれぞれ自分の色、柄の服色を登録しており、騎手は馬主に合わせて着替えてレースに出場している。公営競馬では各騎手が自分の勝負服(各自の色柄)を持っており、レースを見慣れると誰が乗っているかすぐ分かるようになる。

条件(じょうけん)レース

中央競馬は収得賞金によってクラス分けされ、条件が定められている。どのレースも広い意味での条件レースに違いないが、オープンや新馬戦、重賞レースなどは条件レースとはいわない。3歳〇〇万円以下など収得賞金によって条件が付けられているレースをいう。また条件が付けられていても、特別レースは一般レースと分けて考えられ、条件レースと呼ばないこともある。

白毛(しろげ)

馬の毛色のひとつで、白色またはほとんど白色で生まれるが、うなじや耳などに色素があることもあり、有色毛の刺し毛斑や有色斑があることもある。また、眼が青色であることも多い。この毛色の発現はサラブレッドでは十分解明されていない。

新馬戦(しんばせん)

サラブレッドのデビュー戦のこと。夏の2歳戦から始まり3歳春の3月頃まで競走番組に組まれている。新馬戦はその馬の能力だけでなく競走センスも分かるため競走馬にとって重要なレースであり、馬主、生産者など関係者は新馬勝ちをことのほか喜ぶ。

末脚(すえあし)

最後の直線での脚勢のこと。ゴール前の伸び脚のいい場合「末脚が切れる」というし、逆にゴール前にきて踏ん張りの利かない場合を「末脚が甘い」などという。競走馬にとってこの末脚の良し悪しは強さ、資質を表すものである。

ステイヤー

長距離(2400メートル以上)レースで好成績を上げるスタミナ豊富な馬のこと。長距離戦は重賞・特別レースが主で一般レースにはほとんどない。中距離戦に勝った馬が次第に長い距離にも慣れて勝つというのが日本の競馬の仕組みで、本質的なステイヤーが育つシステムにはなっていないようだ。菊花賞や春の天皇賞は正にステイヤー活躍の場だが、ともすると前半緩いペースになり、後半1マイルだけの競馬になったりして、本当の意味でのステイヤーだけが勝っているとはいえない。

スプリンター

ステイヤーの反対で短距離(一般に1400メートル以下)戦に強い馬をいう。長距離戦と違って条件戦でも特別、一般レースを問わず短距離レースは数多く組まれており、スプリンターの活躍の場は多い。以前は短距離レースは軽く見られ、一流馬の出ないレースというイメージもあったが、現在はスプリンターズS、高松宮記念などG1レースもあり、スプリンターに対する価値観も変わってきている。

生産牧場(せいさんぼくじょう)

競走馬を生産、育成して、その馬を売却することを目的にしている牧場。単に牧場ということの方が多いが、育成だけを行っている「育成牧場」と区別するために生産牧場といっている。繁殖用の牝馬を所有し、種牡馬の選定、交配に始まり、生まれた馬をトレーニングセンターや競馬場の厩舎に入れる時、または育成牧場に送るまでの馴致や育成を行っている。

せり

競売のこと。「市場取引」または「せり取引」といわれるように公開の市場で売買される。生産者が“お台”(希望価格)をつけ、購買者がせり上げていく価格の決め方で、他人にもその馬の値段が分かるようになっている。現在は当歳、1歳、2歳、繁殖馬セールなど市場取引も多様化してきている。

前日追い(ぜんじつおい)

競走日の2~4日前ぐらいに追い切られた馬が、競走日の前日に最終の調整を目的に軽く(場合によっては強めに)追うこと。本紙はこの動きを重視し“直前変り身診断”として掲載。レース検討の一助としている。

セン馬(せんば)

去勢された牡馬のこと。去勢の効果、目的としては、気の悪さの解消のほか、中年太りの解消・予防、筋肉を柔らかくする、完歩(ストライド)が伸びるなど、多目的で去勢が行われる。また、セン馬は朝日杯FS、皐月賞、NHKマイルC、ダービー、菊花賞には出走できない。

装鞍所(そうあんじょ)

レースに出る馬は発走の70分前(特定競走は90分前)までに装鞍所に入らなければならない(施行規定101条)ことになっている。装鞍所では馬体重の計量、出走する馬に違いないかどうかを確かめる個体鑑別、健康検査(禁止薬物の影響下にあるかどうかの検査を含む)、蹄鉄の検査などが行われ、その後、あらかじめ騎手が持って検量された鞍を装着する。そして、ひとつ前のレースの発走時刻になると下見所に曳き出される。装鞍所では水や飼料など一切与えることが出来ない。また、装鞍所には競馬監督官、競馬会の職員、その競馬に関係する調教師、騎手、厩務員以外は開催委員長の許可がなければ出入りできない。

総流し(そうながし)

連勝式の馬券の買い方のひとつで、1頭(枠)の軸馬を決め、他の全ての馬(枠)を相手に選ぶことである。“流し買い”というのも同じ。

外回り(そとまわり)

競馬場によって内回りと外回りの2つのコースをもっており、中山では向正面、京都、阪神、新潟では3~4角にかけて内外に分かれている。中山の外回りは内回りに比べかなり高くなっており、2角及び3角のカーブが緩くなっている。京都、阪神、新潟は内回りに比べて直線の距離が、それぞれ約80メートル、120メートル、300メートルもちがうので追い込み型の馬に有利なコース形態といえよう。

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